※2017年が終わりましたのでこのページに記載されていることはすでに変更されている可能性があります。変更の履歴として残しますが、最新の情報にアクセスしてください。
INDEX
2017年の変更点
https://mettagiri.com/data/2017wadaprohibitedlist.pdf
以下、新規の内容を抜粋し、コピペに近い要約の要約。
ヒゲナミン
β2作用薬としてリストに挙がっています。去年のリストでは
すべてのベータ 2 作用薬は、関連するすべての光学異性体(例えば、d 体および l 体)を含めて禁止される。
今年のリストでは
すべての選択的および非選択的ベータ 2 作用薬は、すべての光学異性体を含めて 禁止される。
以下の物質が禁止されるが、これらに限定するものではない
フェノテロール; ホルモテロール; H ヒゲナミン; I インダカテロール; O オロダテロール; P プロカテロール; R レプロテロール; S サルブタモール; サルメテロール; T テルブタリン; V ビランテロール
と、具体例を挙げた上でその中に名前が挙がっています。明確化されたということです。
ベータ2作用薬は常時禁止物質なので抜き打ち対象者は特に気をつけて下さい。
ヒゲナミンについてはさらに解説ページを作りましたので合わせてお読み下さい。
5α-アンドロスタ -2-エン-17-オン
デルタ-2”もしくは 2-アンドロステノンとして一般的に知られている 5α-アンドロスタ -2-エン-17-オンを、最近、より多く栄養補助食品中で見つけられるため DHEA の代謝物 の例として追加した。
S2. ペプチドホルモン、成長因子、関連物
プロホルモンって最初っからアンダーグラウンド一直線ですよね(笑)
アリミスタン
アンドロスタ-3, 5-ジエン-7, 17-ジオン(アリミスタン)を、アロマターゼ阻害薬の新たな例として追加した。
例が挙がっているだけで去年もアロマターゼ阻害剤は全て禁止という表現でした。
リスデキサンフェタミン
海外のADHD治療薬。日本ではほぼ影響無しと思われます。
個人輸入している人は興奮薬なので競技会時は禁止です。
メチルヘキサンアミン
メチルヘキサンアミンに対するINNがないため、国際純正・応用化学連合[IUPAC]名であ る4-メチルヘキサン-2-アミンを追加した。
メチルヘキサンアミンにはいくつかの他の同 義語が存在する:例として、1, 3-ジメチルアミルアミン、ジメチルペンチルアミン;メ チルヘキサミン;メチルヘキサンアミン;1, 3-ジメチルペンチルアミン。
NO系と呼ばれる血液循環を良くすると謳われているサプリメントに表示されていない隠し成分としてメチルヘキサンアミンは含まれていることがあります。
メチルヘキサンアミンは数多くのアスリートを失格に追い込んでいるのでいますので謳い文句が派手なサプリメントを摂取しないようにしましょう。
フェネチルアミン
通常の食品の消費量では、フェネチルアミンは違反が疑われる分析報告となるには十分 な量ではないであろう。
食品関連では上記のヒゲナミンが丁子(クローブ)に含まれていると指摘されました。フェネチルアミンと同じ見解が丁字(クローブ)でも出て欲しいところです。
ニコモルフィン
ニコモルフィンを追加した。ニコモルフィンは投与後モルヒネに変化するオピオイド作用薬である。
麻薬なのでこれも、ほとんどのアスリートにはほぼ関係なしです。
監視プログラム
コデイン 複数のベータ 2 作用薬の同時使用が新追加。
監視プログラムに記載されている物質、方法は禁止ではありません。
使っていただいて大丈夫ですが、使用状況が監視されています。
〆
冒頭でも書きましたが、2017年が終了しましたのですでに内容が変更されていることがあります。
変更の履歴として残しますが、最新の情報にアクセスしてください。
禁止表国際基準の変更点の解説へのリンク