丁字(クローブ)はアンチ・ドーピング的にどうなの?

前回のヒゲナミンからの続きです。こんにちは。スポーツファーマシストの奥谷元哉です。

ヒゲナミンのアンチ・ドーピング的な解説

さて、ヒゲナミンの解説を読まれてピントくる方もおられるかもしれないですが、丁字があかんってカレーがアウトなのか?ということです。

これは世の中に薬を知らないのに情報拡散する方(関係ない龍角散を広めてしまった方々)が多いのであまり書きたくなかったのですが、書かなかったら逆に上記の方々が先に書いてしまうジレンマがあるのでとりあえず書きます。

丁字にどれくらいの量のヒゲナミンが含まれるか、カレー一食当たりにどれくらいの丁字が含まれるのか、摂取してから尿中に排泄されるまでどれくらいの時間がかかるか、体内からの消失がどれくらいかかるのか。

これらのデータが全く存在しないためカレーが大丈夫か否かを考える合理的な理由がありません。

他方でカレーは世界中で常食されており、カレーが原因とされるヒゲナミンによる違反例は存在しません。

もちろん、今まで大丈夫だったからーという考え方は危険であると私自身常に主張していることなのですが何せ判断基準が存在しないのでそう考えるしかありません。

例えば、フェネチルアミンはこれまで食品の中に含まれていますが、食品の中に含まれているフェネチルアミンでは陽性となる事は無いと今年の禁止表の15ページに記載されています。(これもネット上では物議をかもしました。)

食品中の丁字も恐らくはこの流れを辿ると予想されます。

今から避けたところですでに数多くのカレー食用後の陰性結果がいくつかあるはずのであまり意味が無いと思います。

ほんと、ドーピング検査のあるスポーツってスリリングですよね。


禁止物質を含まないことを検査されたサプリメント