2017年の禁止表国際基準の変更で、ヒゲナミンがベータ2作用薬の例として追加されましたが、ヒゲナミンは丁子(クローブ)にも含まれています。
丁子と言えばカレーです。カレーは大丈夫なのか?と、疑問がでてきます。
丁字にどれくらいの量のヒゲナミンが含まれるか、カレー一食当たりにどれくらいの丁字が含まれるのか、摂取してから尿中に排泄されるまでどれくらいの時間がかかるか、体内からの消失がどれくらいかかるのか。
これらのデータが全く存在しないためカレーが大丈夫か否かを考える合理的な理由がありません。
他方でカレーは世界中で常食されており、カレー摂取が原因とされるヒゲナミンによる違反例は存在しません。
もちろん、今まで大丈夫だったからという考え方は将来に渡っても同じ結果を保証するものではないと私は主張していますが、他に判断基準が存在しないのでそう考えるしかありません。
例えば、フェネチルアミンはこれまで食品の中に含まれていますが、食品の中に含まれているフェネチルアミンでは陽性となる事は無いと2017年の禁止表の15ページに記載されています。(これもネット上では物議をかもしました。)

食品中の丁字も恐らくはこの流れを辿るのではないかと予想されます。
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