競技会直前でも服用可能な風邪の諸症状を抑える総合感冒薬はこの3つです。
症状を抑える効果が強い順で記載しています。
効能書きはメーカーの公式サイトより転載しております。
間違いたくないという方のためにリンクをクリックしていただいたら販売サイトに飛ぶようにしております。
パブロンSゴールドW

パブロンSゴールドW錠 と パブロンSゴールドW微粒 大正製薬
効能はかぜの諸症状(のどの痛み、せき、鼻みず、鼻づまり、くしゃみ、たん、頭痛、発熱、悪寒、関節の痛み、筋肉の痛み)の緩和
成分(1日3回のうちの1回量)
アンブロキソール塩酸塩 15mg
L-カルボシステイン 250mg
ジヒドロコデインリン酸塩 8mg
アセトアミノフェン 300mg
クロルフェニラミンマレイン酸塩 2.5mg
リボフラビン(ビタミンB2) 4mg
競技会直前でも使用可能であるという縛りの下では最も効果が期待できる成分が含まれている総合感冒薬です。
ジヒドロコデインが市販薬では最大量含まれており、医療用の去痰成分であるアンブロキソール塩酸塩とLーカルボシステインの二種入っているため他の市販薬と比較してもしっかりとした去痰作用が期待できます。
本当に個人的な感想ですが、去痰成分は1種だけではなかなか効果が実感できず、複数種を重ねると体感しやすくなります。(あくまでも個人的な感想です。使い方は必ず添付文書の指定を守って下さい。)
パブロンも他の市販薬と同様、たくさんのバージョンがあります。
「パブロンSゴールドW」という文字を一言一句間違えないように確認の上、購入して下さい。
医薬品には微量で人体の体調を変化させる成分が含まれており、主作用だけでなく、副作用もあります。使用に当たっては必ず、添付文書の説明を厳守して下さい。
ストナアイビー

ストナアイビー サトウ製薬
効能はかぜの諸症状(発熱、頭痛、のどの痛み、せき、たん、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、悪寒、関節の痛み、筋肉の痛み)の緩和。
成分(1日量表示です。)
イブプロフェン 450㎎
リン酸ジヒドロコデイン 12㎎
グアヤコールスルホン酸カリウム 250㎎
塩酸ジフェニルピラリン 4㎎
無水カフェイン 75㎎
咳止めとして強力なリン酸ジヒドロコデインが入っているのが特徴です。含有量は他のOTC医薬品より少なめです。
ストナアイビーも他の市販薬と同様、たくさんのバージョンがあります。
「ストナアイビー」という文字を一言一句間違えないように確認の上、購入して下さい。特に、類似名の商品でストナアイビージェルは禁止物質のメチルエフェドリンを含んでいますので間違わないように購入して下さい。
医薬品には微量で人体の体調を変化させる成分が含まれており、主作用だけでなく、副作用もあります。使用に当たっては必ず、添付文書の説明を厳守して下さい。
新エスタックW

新エスタック「W」 エスエス製薬
効能はかぜの諸症状(発熱、悪寒、頭痛、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、せき、のどの痛み、関節の痛み、筋肉の痛み)の緩和
成分(1日量表示です。)
アセトアミノフェン 480㎎
サリチルアミド 400㎎
クロルフェニラミンマレイン酸 5㎎
ノスカピン塩酸塩水和物 20㎎
カフェイン水和物 100㎎
アスコルビン酸(ビタミンC) 100㎎
1日2回タイプの徐放性のカプセルです。
徐放性とは有効成分がゆっくりと溶出するように設計された製剤です。1日3回飲むのが難しい方に向きます。
アセトアミノフェン、サリチルアミドという熱、痛みを抑える成分が二種類入っています。
これは正直、二種類もいるのかな?と、思います。咳止めはノスカピン塩酸塩水和物ですが、効果はジヒドロコデインに比べて弱いです。ただし、効果が出るのが早めです。
エスタックも他の市販薬と同様、たくさんのバージョンがあります。
「新エスタック「W」」という文字を一言一句間違えないように確認の上、購入して下さい。
医薬品には微量で人体の体調を変化させる成分が含まれており、主作用だけでなく、副作用もあります。使用に当たっては必ず、添付文書の説明を厳守して下さい。
総合感冒薬に含まれる禁止成分
総合感冒薬に含まれる禁止成分はメチルエフェドリン、プソイドエフェドリン、ヒゲナミンです。麻黄(マオウ)や南天実(ナンテンジツ)と書かれている場合や、葛根湯、小青竜湯の様に漢方の方剤名で書かれていることもあり、注意が必要です。
上記の3選はこれらを含まない市販の総合感冒薬です。
メチルエフェドリン、プソイドエフェドリンについては閾値(これ以上の数値が出たらアウトという数値)が設けられており、どれくらいで尿中に出るのか実験されたデータもあります。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19571776
個人差があるためデータを盲信するのは安全とは言えません。
イレギュラーが発生したときには取り返しがつかなくなります。
検体の中に禁止物質が存在するかしないかだけが評価されますのでデータはあくまでも参考程度に留めておいて下さい。
そのため、代わりになる市販薬が存在するためメチルエフェドリン、プソイドエフェドリン含有製剤は競技会の直前は避け、上記の3選から選ぶようにして下さい。