ドーピングをされている方にとって不利なニュースが出ましたね。
ガトリン優勝、されど・・・
陸上男子100m走でアメリカのガトリン選手が悲願のウサイン・ボルト選手を下し、世界陸上で優勝しました。
しかし、ガトリン選手は過去に2回ドーピング違反の経歴のある選手。
場内、メディア、ネット上で大ブーイングが起きます。
日本の陸上で著名な関係者もSNSで表明されています。
100m優勝したガトリン選手に大ブーイング。1度でもドーピングに手を出した選手は世界一になっても英雄になれない。
— 朝原宣治 (@nobinobi0621) 2017年8月5日
本人は否定しているが、ガトリンはドーピングで一度アウトになってる。人生で一度もドーピングをしなかった場合と、使用したことがある場合では、本当にパフォーマンスは変わらないのか検討するべき。ラットの実…https://t.co/bXzr1YVLfz #NewsPicks
— 為末 大 (@daijapan) 2017年8月6日
ドーピングは、国際的な犯罪だと思う。吉田沙保里や伊調馨、高橋尚子さん、内村航平や北島康介がもし全員負けてたら日本でこれだけそのスポーツが発展しましたか?で、もしその優勝者が薬物使用者なら。。ドーピングはそんな国の文化、経済発展まで奪う略奪行為、ミスやズルのレベルじゃないんです。。
— 武井壮 (@sosotakei) 2017年8月6日
ただ、処分が終わって出場解禁されてその後メダルを取る事も可能なのが事実。ただ、一度も違反のない選手と同じ評価や賞賛が与えられるなんてことは無いと思うし、実際にその試合で負けて金メダル逃した選手とその国は金メダルがもたらす文化や経済の発展を永久に失うわけで、その損失は莫大なんだよ。
— 武井壮 (@sosotakei) 2017年8月7日
ドーピングした選手が復帰するのは構わないけど、試合にも出れずその間黙々とトレーニングを積んだ努力を認めるべき、ってさ、ドーピングしないで黙々と日々トレーニングして試合に出てその業界を発展させているアスリートの頑張りはより尊いんだよ。。ドーピングで出した世界記録の100倍尊いよ。。
— 武井壮 (@sosotakei) 2017年8月8日
特に、武井壮氏は厳しい持論を展開されています。
為末氏の意見には同意できる部分があり、もし実験で有利な状態が継続できるとことが示唆されたとしたら、さらなる厳罰化が必要となります。
ドーピングのもう一つの副作用
ガトリン選手は2回違反となっていますが、仮に1回だったとしても同じ様にブーイングは受けたことでしょう。
一度違反すると、仮に復帰してからずっとクリーンであったとしてもまだ使っていると陰口を言われます。
そう、一度人の心に影を落とすとそれはずっと違反者の人生につきまとうのです。
私はこの現象をドーピングのもう一つの副作用と認識していますが、それがついに最悪の形で公になったなと今回のニュースを見て感じました。
〆
今もちょっとした下心で禁止物質に手を出してしまっているアスリートは多くいるでしょう。
しかしながら、一度でも発覚すると一生言われ続ける恐ろしさを知って下さい。
最悪そうなる可能性もあるのに禁止物質に手を出す意味があるのかどうか。
実際にドーピング検査で陽性(違反)となって、アスリート人生に影響が出てしまった方々をまとめています。
https://mettagiri.com/difference-amo/